2017-01-07 正体 ぼくにはなんでも話せるだれかじゃなくて、なんでも話してくれるだれかがいないんだって気づいたとき、ぼくのひとりぼっちの正体がわかった。 ぼくがどこかに行きたいときに連れて行きたいあなたは、どこかに連れてく相手にぼくを選んだりしない。 いつかぼくを選んでくれる人があらわれると思っていて、でもそれは間違いだったから自分から動くように頑張った。 でも頑張ったって何も変わらなかった。 いっぱしに傷つけられた気になって、勝手に腐った。 このままきっとだれも自分の特別な場所に、ぼくを置いてくれない。