「ブログとか書けばいいのに」
ぼくはよく、よくなんて言うとそれはちょっと嘘になってしまうから、たまに。
たまに、文章が上手だねと言われる。
恥ずかしながらそう見えるような書き方を意識してるときもある。
とはいえぼく自身あまり活字を読まない人間だし、本当に自分の文章が上手だとも思っていない。
ツイッターくらいの短さならなんとかごまかせても、長くなればなるほど自分でも何が言いたいのかわからなくなってしまう。
これは書くだけじゃなく話してるときも一緒なんだけど。
それでもたまに文章が上手だねなんて言ってもらえるのは、嬉しかったりする。
人に褒められるようなところなんてない人間だから。
ぼくはもう丸2年も前に片想いをしてた女の子のことをまだがっつりと引きずっている。
いま思えば本当に別になんでもない、どこにでもいるただの女子大生だったんだけど、それでもやっぱりなぜか特別なくらい好きで。
なんどかふたりでデートみたいなことは出来ても、ちっとも心を動かせないまま、もう連絡を取るのもやめてしまった。
新しい恋でもしてその娘のことなんかはやく忘れてしまえばいいのに、そうしないのはその娘が忘れられないくらい好きだからとかじゃなくて、きっと忘れられないくらい好きなことにしてまた新しく傷つくことから逃げてるだけ。
その娘への失恋を盾にしてるだけ。
そんな卑怯な手をつかっても結局、安いビスケットみたくもろい心のぼくは、小さいことで何かとしっかり傷ついているんだけども。
そして、そんなにも大好きだったその娘にだけは、人生で唯一「あなたの文章はいつもごちゃごちゃしてて読みづらいです!」と怒られたりもした。
それもそうで、ただでさえ長い文を書いていると自分でも何が言いたかったかわからなくなってしまうのに、その娘に送るための文章なんて、なんど考えても、どんな時間をかけても、きちんと整理なんてできやしなかったから。
とにかく趣味や話の合う娘だったけど、ぼくがもう少し落ち着いた男の人だったなら、何かが違っていれば、うまくいってた未来もあったんだろうか。
なかったかな。
ぼくががんばってもがんばってもその娘と一緒になることなんてないとして、その後出来た彼氏さんとはとっとと別れてほしいなと毎日思ってる。
どうしようもなくひどいやつだといいのに。
ということで、最近「文章上手だと思うから、ブログとか書けばいいのに」なんて言われて嬉しくなって、じゃあ久々に何か書いてみるかと調子に乗っただけのブログでした。
きっと7日も続かないね。